RITAグループ ホールディングス株式会社

【令和6年度事業事例】予実管理の仕組み構築

内容

テーマ

予実管理の仕組み構築

参加の経緯

新規事業展開に伴い、販売先別のアクションを検討する上で、売上実績をタイムリーに把握することが課題となっていました。そのため本事業では、データ管理の効率化と経営判断の迅速化を目的に応募しました。

伴走支援で取り組んだ内容

1 売上管理の自動集計化
・受注データ(CSV)を活用し、従来 手作業で行っていた売上集計を自動化。
・データの正確性向上および作業 時間の削減を実現。

2 営業戦略の可視化
・必要なKPIを再定義し、店舗別に売上状況を可視化。
・販売先別のパフォーマンス分析が可能となり、効果的な販売促進施策を実施できるようになった。

3 ツール選定と導入
・既存のSaaSでは自社の要件を満たせなかったため、Googleスプレッドシートを活用したツールを構築。
・初期投資費用の回収状況の可視化も可能に。

今後の展望

・現在は新規事業のみに導入したが、 他の事業にも展開し、経営状況の把握スピードを向上していきたい。

・PDCAサイクルを高速化し、より迅速な意思決定が可能な体制を構築 していきたい。

伴走支援を通しての感想

・これまでの業務は属人的であり、デジタル化による業務の標準化には一定の困難 があった。しかし、短期プロジェクトとして明確なゴールを設定したことで、組織全体 でデジタル化の効果を実感。

・これまでは、DX化の必要性を感じながらも、日々の業務に追われ、また従来の業務 方法を優先するあまり、DX化が遅れていました。
しかし、このプロジェクトを通じて潜 在的な課題を洗い出し、本質的な改善に取り組むことができました。特に、社内だけ では発想が偏りがちなところ、外部の専門家と意見交換することで、革新的な解決 策を見出せたのは大きな成果です。
その結果、毎日20分かかっていたデータ入力作 業が1分で完了するようになり、他の重要な業務に時間を割けるようになりました。