協電機工株式会社
【令和6年度事業事例】業務プロセス改善による方向性の確立
内容
テーマ
「 業務プロセス改善による方向性の確立 」
参加の経緯
支援に参加するきっかけとなったのは、セミナーへの関心からでした。熊本県のDX推進構想のポータルサイトを通じて情報を得て、啓発 セミナーに参加。その後、伴走支援の紹介を受け、最初は「自社には当てはまらないかもしれない」と感じつつも、「変われるきっかけにな れば」という期待から申し込みに至りました。自社ではすでに5年以上DXに関する取り組みを進めていたものの、進捗はゆっくりであり、 導入したシステムやデータの活用が成果に結びつかないという課題を抱えていました。特に、営業活動の効率化やデータの活用に課 題を感じており、新しい視点や具体的な改善策を求めて参加しました。
伴走支援で取り組んだ内容

1 業務プロセスの見直し
・現状の業務の整理と可視化を実施。
・KPIやKGIの設定を通じて、営業プロセスを明確化。
2 課題抽出と方向性の模索
・既存課題を整理し、「AIを活用したいが具体的な方向性が定まらない」といった問題を洗い出し。
・方向性の変更も検討しながら、DXの推進を試行。
・現状の業務の整理と可視化実施。
3 DXツールの活用
過去に導入していたSalesforceを活用できなかった経験を踏まえ、スプレッドシートやLooker Studioなど、現状の業務に合うツールの活用を模索。
今後の展望
短期的目標(3ヶ月以内)
・まずは小さな成功事例を作り、営業活動の中でDXの 効果を実感できる形にする。
・データ活用の仕組みを確立し、営業の意思決定に役立てる。
中長期的目標
・AIの活用による業務の効率化を進める。
・零細企業でもDXを実践し、他社との差別化を図る。
・計画的な営業展開を実現し、属人的な業務からの脱却を目指す。
伴走支援を通しての感想
気づきと整理の機会
・事業の中で課題を整理することができた点は非常に大きい。
・企業によってDXの進捗や課題が異なり、自社 の状況を客観的に見直す良い機会となった。
主体性の重要性
・DX推進には目的意識が必要であり、「やりた いけど何をすればよいかわからない」企業には向いている。
・しかし、支援を受けるだけではなく、主体的に取り組まなければ成果は得られない。
今後の企業へのメッセージ
・DXを進めるには、会社の中身を理解し、真剣 に取り組むことが必要。
・宿題をこなすだけではなく、実際の業務に活か す姿勢が求められる。
・DX認定の取得など、制度を活用することで企 業としての成長にもつながる。